水上飛行機の料金・注意点
まず水上飛行機は主に昼間の時間帯にしか運航できません。日の出から日没前までが基本であり、マレ(ヴェラナ国際空港)への到着が夕方以降になると、同日の水上飛行機が利用できない可能性が高まるため、工程組のタイミングで深く注意をしましょう。
- 所要時間と料金
- 一般的には片道約25~40分ほど(リゾートの位置による)。
- 往復で1人あたり400~800米ドルが目安(ホテルによって異なる)。
- 幼児や子どもの割引がある場合も。
- 持ち込み荷物の制限
- 多くの場合20~25kgまでが無料、超過は1kgごとに追加料金を請求される。
- 大きいスーツケースやダイビング器材などは要注意。
- 飛行時間帯の制限
- 水上飛行機は日中のみ運行するため、マレ国際空港には15:30(現地時間) までに到着する必要があり。
- 夕方以降にマレに到着し水上飛行機を利用出来ない場合、マレで1泊orスピードボートを別途手配し同日リゾート入りとなる。
Wモルディブを例にとると、所用時間はマレ国際空港から水上飛行機で約 25 分で595米ドル(/大人1人)でした。
なかなか高額ですがWモルディブまでスピードボートを手配しようとすると片道2,552米ドル(/最大4人)との事で、水上飛行機はアクティビティの一つとして思いっきり楽しむ事がベストです。
マレ国際空港から水上飛行機でリゾート到着するまでの流れ
- (1)空港到着 → ホテルスタッフと合流
マレへ到着後入国審査と荷物受け取りを済ませたら、到着ロビーの先にある各ホテルのカウンターから滞在するホテルのカウンターやプラカードを探す。Wモルディブの場合は事前にメールで案内されるカウンター番号を頼りに進むと、Wモルディブのスタッフが出迎えてくれるため、迷わず水上飛行機の手続きが可能です。
- (2)水上飛行機ターミナルへ移動 → ラウンジ待機
カウンターで手続き後はスタッフの案内に従い、シャトルバスや専用車で10分程の距離にある水上飛行機ターミナルへ移動。ここで搭乗まで30分~数時間待機をしますが、ドリンクや軽食が提供されるラウンジがありリラックスしてのんびり過ごす事ができます。リゾートによっては専用ラウンジを保有している場合もあります。Wモルディブも専用ラウンジを保有するリゾートの1つのため、より快適に過ごせます。
- (3)水上飛行機搭乗 → リゾート付近に着水
ラウンジでの待機後、搭乗がアナウンスされたら搭乗待機室に移動し指定機へ案内されます。基本的に座席指定はなく、早めに乗り込むと窓側を確保しやすいです。離陸後は青い海とサンゴ礁の絶景が広がる景色を25~30分程度堪能し、Wモルディブ近海へ着水します。リゾートやルート、天候によってはその後、波止場や浮桟橋からスピードボートや小型船でリゾート本島へ移動する場合もあります。
Q&Aと実際に挑戦してみた感想
疑問に思っていた事のQ&A
Q
騒音はどれくらい?うるさくないか?
A
エンジン音は想像以上に大きめだが、耳栓やイヤホンを持参すれば問題ないレベル。隣の人との会話はギリギリできる。
Q
座席は決まっているのか?
A
多くの場合、座席指定はなく先着順。窓側を確保したい人は早めに搭乗したほうがよい。パイロットの動きを間近で見たいなら前方の席が狙い目。
Q
リゾート直行便なのか?
A
乗り合い形式のため、複数リゾートへ降りる場合がある。途中で着水し、他のゲストを降ろしてから再び飛び立つことも珍しくない。
Q
荷物は同じ飛行機で運ばれる?
A
重量超過やスペース不足の場合、別の便で運ばれるケースもある。必需品は手荷物にまとめておくと安心。
Q
水上飛行機自体を降りた後どうする?
A
リゾートの桟橋や浮桟橋に到着後は、ホテルの小型ボートやバギーでレセプションに案内されるパターンが多い。
絶景体験と乗り心地レポート
実際に乗ってみた感想としては、機内は横幅が狭く座席も小さいが、窓を通じて楽しめるモルディブのサンゴ礁群は絶景そのもの。離陸時と着水時に多少揺れるが、思ったほど怖さは感じなかったです。
Wモルディブからの水上飛行機料金案内が届いた際は「高い!」と思いましたが、水上飛行機から眺める非日常的なモルディブの島々の景色を堪能できると考えればプライスレスです。
- 写真映えスポット
前列の窓側席はパイロットの計器や操縦桿が見られるので、航空ファンにはたまらない。後方席でも、海のパノラマを楽しめるため、どの席でも基本的に眺望は良好。
- 快適度
航空機と異なり扇風機のような簡易空調のみ。暑さが気になる人は、搭乗前にドリンクを摂るなど軽い暑さ対策を。
他のアクセス手段との比較:スピードボート比較
マレ空港からの各リゾートの距離に応じて、移動は水上飛行機であるかorスピードボートであるかが決まっています。スピードボートのメリットとデメリットも確認の上、リゾート選びに活かしていけると尚満足度の高いリゾート選びができるでしょう。
スピードボート移動のメリット
- 近場のリゾートなら移動が楽
マレから近いリゾートはスピードボート一択のことも。10~30分ほどで到着可能なので時間を有効活用できる。
- 費用を抑えやすい
水上飛行機と比べると費用を抑える事ができるケースが多い。予算重視の場合は魅力的。
- フライト時間の制限なし
夜遅く到着しても、そのままボートでリゾート入りが可能。夕方以降のフライトでも安心。
スピードボート移動のデメリット
- 遠隔リゾートは乗合運行なし
マレ空港から距離のあるリゾートはスピードボートの運行をしておらず、希望する場合は貸切予約。その場合上記スピードボートのメリットは得れず、経済面・時間面から見て負担となる場合がある為注意。
- 水上飛行機ならではの絶景が味わえない
ボートでは海面近くの景色しか見えず、上空からのサンゴ礁パノラマは体験できない。
- 波の影響を受けやすい
荒天時には揺れが大きく酔いやすい。モルディブの外洋を渡る場合はさらに揺れが強まることも。
Wモルディブの概要・魅力をざっくり紹介
どんなリゾート?部屋タイプ・雰囲気
記事内で実際に私たちが利用し例にあげたWモルディブについても簡単に紹介します。Wブランドはモダンでスタイリッシュ、斬新なイメージが特徴的なラインナップです。モルディブのWも同様に、カラフルなデザインや音楽イベントなどを積極的に取り入れており、「大人の遊び心」を満たしてくれる演出が多いです。
- 部屋タイプ:
- ウォーターヴィラ: ラグーンに直接降りられる梯子付きのデッキ、ガラス床がある部屋も。
- ビーチヴィラ: 砂浜に直接アクセス可能。ファミリーや子連れが好む傾向。
- 付帯施設:
- AWAY® Spa: W独自のスパブランド。
- FITジム: 24時間利用可のフィットネスエリア。
- レストラン&バー: 海上バー、サンドバンクディナーなど多彩な食体験。
他のモルディブ高級リゾートと概要比較
モルディブにはセントレジスやコンラッド、ジョアリ、シックスセンシズなど数多くの高級リゾートがあります。それぞれブランドイメージやターゲットが異なるなか、Wモルディブは「音楽やファッションが好きな若年~中堅層」に特に人気です。
宿泊者も20代後半〜50代前半の落ち着いたカップルや夫婦が多く、アジア・西洋・中東各地全世界からの宿泊者がいる様でした。
ちなみにWモルディブでは日本人は週に1組来るかどうかとの事で、実際に5日間滞在した私たちも最終日に1組日本人の方かなと思うカップルを見かけた限りでした。
- 価格帯:
- 1泊あたりの価格がUSD700~1,000超えなど、シーズンや部屋タイプによって大幅に変動。
- 雰囲気:
- DJイベントやパーティーからヨガアクティビティなどが用意されておりアクティブに過ごす仕掛けが多い。
- 一方で派手すぎず落ち着いた島の雰囲気もあり、5つ星ホテルであるだけあってスタッフも親切でフレンドリー。
- 他ブランドとの違い:
- セントレジス→よりクラシカルなラグジュアリー感
- コンラッド→水中レストランが有名、ファミリーでも利用しやすい
\Wモルディブの最新情報・口コミをチェック/
まとめ|Wモルディブへ水上飛行機アクセスで極上の旅を
Wモルディブに行くなら、水上飛行機はリゾート体験をさらに特別なものにしてくれる重要な要素です。空から眺めるモルディブの群島は、写真や言葉では表しきれない壮大なスケール。行き帰りの移動時間さえも楽しむ旅こそが、モルディブの醍醐味と言えます。
ポイントを使ったお得な予約法もチェック
水上飛行機に高い金額を払って乗るからには、その分リゾートで長い日数を過ごしたいもの。当然日数が増えれば宿泊費用は膨らみますが、実はマリオットボンヴォイのポイントを使えば4泊分のポイントで5泊目無料などの優遇を受けられる仕組みがあります。今回のWモルディブも通常の宿泊料金は高額ですが、ポイントを活用することで出費負担を軽減して滞在することができました。
どなたかの参考になる場合は詳しくは別記事で解説しようと思いますが、興味のある方は問い合わせよりお気軽にご質問くださいませ。
次は部屋・食事などの詳しい情報をチェック
水上飛行機で無事リゾートに到着したら、次に気になるのは「どの部屋が良いか」「食事はどんな料理が提供されるか」「ダイビングやシュノーケリングなどアクティビティは?」といった部分でしょう。こちらも参考にしてくださる方がいる様であれば、お部屋や食事の内容を詳しく紹介していく予定です。
モルディブ特有の美しいサンゴ礁を空から堪能し、ラグジュアリーなリゾートで思い出に残る時間を過ごしましょう。水上飛行機への不安や疑問をクリアにしながら、憧れのモルディブ滞在に向けて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。